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「高い学費を払って予備校に通ったのに、全落ちしてしまった」
「あんなに勉強したのに不合格…これからどうすればいいのか分からない」
公務員試験の不合格通知を受け取ったときの絶望感や焦りは、言葉では言い表せないほど辛いものです。特に、予備校に通って時間もお金もかけてきた場合、「自分には公務員としての適性がないのではないか」と深く落ち込んでしまう方も少なくありません。
しかし、公務員試験は非常に倍率が高く、予備校に通っていたとしても1年目で必ず合格できるとは限らない厳しい世界です。実際に、現在第一線で活躍している公務員の中にも、複数回の受験を経て合格を勝ち取った人はたくさんいます。
大切なのは、落ち込んだ後に「次にどう動くか」を冷静に判断することです。この記事では、公務員予備校に通っても失敗してしまった原因を振り返りながら、今後の選択肢と具体的な対処法について詳しく解説します。

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まずは、なぜ予備校に通っていたのに結果が出なかったのか、冷静に「敗因分析」を行うことが不可欠です。多くの受験生が陥りがちな失敗パターンは以下の3つに集約されます。
予備校の講義に出席したり、膨大な量の映像授業を視聴したりすることで、「勉強した気になってしまう」のは非常に危険な状態です。予備校はあくまで「効率的に理解するためのツール」に過ぎません。講義を受けた後、自分の頭で考え、知識を整理する時間を十分に確保できていたでしょうか?インプットだけで満足し、知識の定着が疎かになっていた可能性があります。
公務員試験の筆記試験を突破する鍵は、「どれだけ多くの過去問を繰り返し解いたか」に尽きます。講義の復習に時間を取られすぎたり、完璧主義になってテキストばかり読み込んでいたりすると、実戦的な演習量が不足します。本番の試験時間内に正確に正解を導き出す訓練が足りていなかったことが、得点が伸び悩んだ大きな原因かもしれません。
近年、公務員試験は国家・地方問わず「人物重視」の傾向が強まっています。筆記試験の勉強に追われ、予備校の模擬面接やエントリーシート(面接カード)の添削を利用し始めたのが一次試験の直前だった場合、圧倒的に準備不足です。自己分析や自治体研究が甘いまま本番を迎えてしまい、二次試験で不合格になるケースは非常に多く見られます。
不合格という結果を受け止めた後、今後の進路として考えられる主な選択肢は4つあります。自分の年齢、経済状況、そして「どうしても公務員になりたいか」という熱意を天秤にかけて決断しましょう。
試験はまだ終わっていないかもしれません。地方自治体の中には、9月〜11月頃に行われる「秋採用(C日程・D日程)」や、通年採用を行っている市役所・町役場が存在します。また、国立大学法人や独立行政法人など、公務員に準ずる機関の募集が残っていることもあります。予備校で培った筆記試験の知識が頭に残っている今のうちに、受験可能な試験種を探して即座に出願するのも一つの有効な手です。
「絶対に公務員になる」という強い意志があり、経済的・年齢的な猶予がある場合は、もう1年勉強に専念する「浪人」という選択になります。
1年目で基礎知識はすでに入っているため、2年目は「弱点の克服」と「徹底的な面接対策」に時間を割くことができます。ただし、「次こそは受からなければならない」というプレッシャーは大きく、モチベーションの維持が課題となります。
一旦公務員への道を保留し、民間企業へ就職活動(就活)を切り替えるのも立派な決断です。公務員試験の勉強で培った数的処理や文章理解の能力は、民間企業の適性検査(SPIなど)で非常に役立ちます。
民間企業で3〜5年程度の社会人経験を積めば、多くの自治体が実施している「社会人経験者採用枠(民間企業等職務経験者採用)」での受験資格が得られます。ビジネススキルを身につけた上で、より即戦力として公務員を目指すキャリアプランです。
経済的な理由で専業浪人が難しい場合、アルバイトや派遣社員として働きながら勉強を続ける方法です。生活費を稼ぎながら社会経験も積める一方、勉強時間の確保が難しくなるというデメリットがあります。この選択をする場合は、「1日3時間は必ず勉強する」「休日は図書館にこもる」といった、予備校時代以上の徹底した自己管理能力が求められます。
もし「もう一度公務員試験にチャレンジする」と決めたなら、同じ失敗を繰り返さないために以下のポイントを見直してください。
すでに予備校のテキストが一式揃っており、基礎的なインプットが完了しているなら、無理に高いお金を払って予備校を延長(再受講)する必要はありません。2年目は市販の過去問集(スーパー過去問ゼミなど)を使った「独学での演習」に切り替え、面接対策だけ単発の講座やハローワーク、ジョブカフェを利用するというコストパフォーマンスの良い方法もあります。
逆に、「スケジュール管理が自分ではできない」「一人だと心が折れる」という場合は、予備校の「経験者向けコース」を利用するのも良いでしょう。
1年目で一次試験(筆記)で落ちてしまった人は、毎日必ず「数的処理」と「経済系・法律系科目」に触れ、問題演習の反復を徹底してください。
一方、二次試験(面接)で落ちてしまった人は、勉強時間を削ってでも「面接対策」に比重を置くべきです。なぜ面接官に響かなかったのか、志望動機は抽象的ではなかったか、ボランティアや説明会に積極的に参加して生きた情報を集めるなど、机に向かう以外の「行動」を起こす必要があります。
予備校に通って不合格になったという事実は、決してあなたの人間性や能力を否定するものではありません。単に「本番での得点力が少し足りなかった」「面接でのアピール方法がズレていた」という技術的な問題であるケースがほとんどです。
悔しい気持ちをバネにして、秋採用に滑り込むもよし。もう1年自分を追い込んで再挑戦するもよし。あるいは、一度民間企業で社会の荒波に揉まれてから再度挑むもよし。公務員になるためのルートは一つではありません。
まずは数日間、ゆっくりと心と体を休めてください。そして冷静に自分の立ち位置を分析し、あなたが最も納得できる「次の目標」に向けて、新たな一歩を踏み出していきましょう。

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