司法書士の資格・免除・登録・勤務年数と公務員との関係性について紹介しているページです。司法書士の資格を取得する一番の近道は本当に公務員なのか?徹底的に検証していきたいと思います。
公務員から司法書士に転職・再就職!
司法書士に公務員が転職するケースが結構あるようです。公務員定年後に司法書士登録をして再就職独立開業をする例もあります。なぜ、公務員は司法書士に転職するのか?疑問について答えて行きたいと思います。
実は公務員は試験を受けなくても司法書士の資格を取れるケースが有ります。
資格免除を受けることができる可能性がある公務員は裁判所事務官・書記官、法務事務官、検察事務官など一定の法律関係を仕事を充実した方【通算して10年以上従事した者、法務大臣が認めた者】です。
裁判所事務官一般職採用試験は司法書士試験に比べて難易度が低いのが特徴的で、特に高卒程度の場合であれば難易度は差はかなり大きいのが特徴です。総合職クラスになるとお得度はそれほど高くないかも・・・。司法書士と裁判所事務官総合職の難易度は同等程度と言われています。
更に言えば上記の職業として働けば誰でも司法書士の資格免除を受け登録することができる訳では無いので注意が必要です。例えば高卒で裁判所事務官になって退職して司法書士で独立開業を考えている方がいるのであれば一度専門家に本当に免除を受けることができるのか?確認しておくことをおすすめします。
公務員の仕事を辞めてから「司法書士の資格取得に必要な条件を満たしていなかった」では後戻りすることはできません。大きな損失になりかねませんので、十二分に確認することをおすすめします。
資格免除の対象外の公務員が司法書士試験を受験するケースもある
資格免除に関係ない地方公務員や国家公務員でも行政職の場合、司法書士試験にチャレンジして脱公務員を目指すケースが結構多いようです。理由は地方上級や大卒程度の国家一般職の場合ですと受験時に法律関係の勉強をしているので対策しやすいのです。実際に現役公務員で司法書士試験合格を目指している方はそこそこいるようです。ちなみに司法書士と公務員は基本的に兼業することはできないので注意を!
司法書士は稼げる資格なのか?公務員とどっちがお得?
公務員・司法書士どっちが稼げる?どっちがお得なのか?気になっている方は結構多いようです。
平均年収・給料を比較してみると若干司法書士の方が高いのですが、ほとんど同等の水準です。
また、司法書士は独立開業して成功すれば年収3000万円以上も可能ですが、失敗すれば年収100万円以下ということもあります。安定性を考慮すれば公務員の方がメリットがあると個人的に思います。
公務員と司法書士の特徴を比較してまとめましたので、参考にしてください。
公務員
- 収入が安定している
- 社会地位・信用性が高い
- 頑張りを評価してもらうのが難しい
- 年収・給料に上限がある
- いくら出世しても上がいる
司法書士【起業編】
- 独立開業しやすい【費用が安い】
- 自分が組織のトップになれる
- 実力次第で高収入を得ることができる可能性がある
- 安定感が無い
- 実績が高いと信用性が低い
公務員と司法書士の違いを比較してみると高収入を得たいなど野心があるなら司法書士、このまま安定を保ちたいなら公務員ですね。
しかし、一番大切なことはどちらの仕事が自分にとってやりがいがあるだと思います。やりがいがあれば多少不満があっても継続して続けやすいと思います。
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