【best100】消防士試験の難易度ランキング

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消防士を目指すにあたり、「どの自治体の採用試験を受けるべきか」「自分の学力や体力で合格できる自治体はどこか」は、多くの受験生が抱える最大の悩みです。とくに政令指定都市や中核市などの大規模な自治体は、倍率が高く、求められる教養試験のレベルや体力基準も厳しく設定されています。


本記事では、政令指定都市および中核市を中心に、全国の主要自治体の消防士採用試験における「大卒程度」「高卒程度」それぞれの難易度を偏差値化し、BEST100のランキング形式で網羅的に解説します。教養試験の突破法から、過酷な体力試験の対策、そして最終合格を掴むための面接戦略まで、消防士試験のすべてを徹底解剖します。


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消防士採用試験の難易度(偏差値)の決まり方


消防士の採用試験は、一般的な公務員試験(行政職など)とは異なり、学力だけでなく「体力」や「適性」が極めて高いウェイトを占めます。そのため、ここでの「偏差値」は以下の3つの要素を総合的に評価して算出しています。


教養試験(筆記)のボーダーライン


自治体によってはSPI3やSCOAといった民間企業向けの適性検査を導入していますが、政令指定都市の多くは依然として「公務員独自の教養試験(数的処理・文章理解など)」を課します。問題の難易度と合格最低点が高いほど偏差値が上がります。


採用倍率と採用予定枠


東京消防庁のように採用枠が数百人規模であっても、全国から受験生が集まるため実質倍率は高止まりします。逆に、地方の中核市は採用枠が「若干名(3〜5名)」となることが多く、1つのミスが不合格に直結するシビアさがあります。


体力試験の厳格さ


単なる体力測定ではなく、消防学校での過酷な訓練に耐えうる基礎体力があるかを見るため、基準回数(例:腕立て伏せ連続50回以上、シャトルラン100回以上など)が非常に高く設定されている自治体は難易度が上がります。


【大卒程度】消防士の難易度・偏差値ランキングBEST100


大卒程度の試験(消防官I類・A区分など)は、大学生の就職活動と並行して受験されることが多く、行政職の公務員志望者が併願するケースも多いため、数的処理や自然科学などの教養試験のレベルが非常に高くなります。


以下は、政令指定都市・中核市を中心とした全国主要100自治体の大卒区分における難易度ランキングです。


順位 自治体名 地域区分 偏差値 (大卒)
1 東京消防庁(I類) 東京都(特別区) 66
2 横浜市 政令指定都市(神奈川) 64
3 大阪市 政令指定都市(大阪) 63
4 名古屋市 政令指定都市(愛知) 62
5 神戸市 政令指定都市(兵庫) 61
6 札幌市 政令指定都市(北海道) 61
7 福岡市 政令指定都市(福岡) 60
8 川崎市 政令指定都市(神奈川) 60
9 京都市 政令指定都市(京都) 59
10 さいたま市 政令指定都市(埼玉) 59
11 千葉市 政令指定都市(千葉) 58
12 広島市 政令指定都市(広島) 58
13 仙台市 政令指定都市(宮城) 57
14 北九州市 政令指定都市(福岡) 57
15 堺市 政令指定都市(大阪) 56
16 相模原市 政令指定都市(神奈川) 56
17 新潟市 政令指定都市(新潟) 55
18 静岡市 政令指定都市(静岡) 55
19 熊本市 政令指定都市(熊本) 55
20 浜松市 政令指定都市(静岡) 54
21 岡山市 政令指定都市(岡山) 54
22 船橋市 中核市(千葉) 54
23 柏市 中核市(千葉) 54
24 宇都宮市 中核市(栃木) 53
25 鹿児島市 中核市(鹿児島) 53
26 金沢市 中核市(石川) 53
27 松山市 中核市(愛媛) 53
28 長野市 中核市(長野) 52
29 岐阜市 中核市(岐阜) 52
30 豊田市 中核市(愛知) 52
31 八王子市 中核市(東京) 52
32 川越市 中核市(埼玉) 52
33 高松市 中核市(香川) 51
34 富山市 中核市(富山) 51
35 前橋市 中核市(群馬) 51
36 高崎市 中核市(群馬) 51
37 越谷市 中核市(埼玉) 50
38 川口市 中核市(埼玉) 50
39 横須賀市 中核市(神奈川) 50
40 藤沢市 施行時特例市(神奈川) 50
41 豊橋市 中核市(愛知) 50
42 岡崎市 中核市(愛知) 49
43 尼崎市 中核市(兵庫) 49
44 西宮市 中核市(兵庫) 49
45 吹田市 中核市(大阪) 49
46 豊中市 中核市(大阪) 48
47 高槻市 中核市(大阪) 48
48 枚方市 中核市(大阪) 48
49 八尾市 中核市(大阪) 48
50 奈良市 中核市(奈良) 47
51 和歌山市 中核市(和歌山) 47
52 大津市 中核市(滋賀) 47
53 四日市市 施行時特例市(三重) 47
54 倉敷市 中核市(岡山) 47
55 福山市 中核市(広島) 46
56 長崎市 中核市(長崎) 46
57 大分市 中核市(大分) 46
58 宮崎市 中核市(宮崎) 46
59 那覇市 中核市(沖縄) 46
60 秋田市 中核市(秋田) 45
61 青森市 中核市(青森) 45
62 盛岡市 中核市(岩手) 45
63 山形市 中核市(山形) 45
64 福島市 中核市(福島) 45
65 郡山市 中核市(福島) 44
66 いわき市 中核市(福島) 44
67 旭川市 中核市(北海道) 44
68 函館市 中核市(北海道) 44
69 八戸市 中核市(青森) 44
70 水戸市 中核市(茨城) 44
71 つくば市 施行時特例市(茨城) 43
72 一宮市 中核市(愛知) 43
73 福井市 中核市(福井) 43
74 甲府市 中核市(山梨) 43
75 松本市 中核市(長野) 43
76 寝屋川市 中核市(大阪) 42
77 東大阪市 中核市(大阪) 42
78 明石市 中核市(兵庫) 42
79 鳥取市 中核市(鳥取) 42
80 松江市 中核市(島根) 42
81 呉市 中核市(広島) 41
82 下関市 中核市(山口) 41
83 高知市 中核市(高知) 41
84 久留米市 中核市(福岡) 41
85 佐世保市 中核市(長崎) 41
86 町田市 一般市(東京) 40
87 松戸市 施行時特例市(千葉) 40
88 市川市 一般市(千葉) 40
89 沼津市 施行時特例市(静岡) 40
90 富士市 施行時特例市(静岡) 40
91 宇治市 一般市(京都) 39
92 徳島市 一般市(徳島) 39
93 佐賀市 施行時特例市(佐賀) 39
94 山口市 一般市(山口) 39
95 津市 一般市(三重) 39
96 松阪市 一般市(三重) 38
97 弘前市 一般市(青森) 38
98 釧路市 一般市(北海道) 38
99 帯広市 一般市(北海道) 38
100 苫小牧市 一般市(北海道) 38


【高卒程度】消防士の難易度・偏差値ランキングBEST100


高卒程度(消防官III類・B区分など)の試験は、教養試験の範囲自体は高校卒業レベル(基礎的な数学、歴史、国語など)に設定されていますが、採用枠が少ないうえに現役のスポーツ推薦生や体力自慢の高校生が殺到するため、体力試験と面接の比重が非常に高くなるのが特徴です。


順位 自治体名 地域区分 偏差値 (高卒)
1 東京消防庁(III類) 東京都(特別区) 63
2 横浜市 政令指定都市(神奈川) 61
3 大阪市 政令指定都市(大阪) 60
4 名古屋市 政令指定都市(愛知) 59
5 神戸市 政令指定都市(兵庫) 58
6 札幌市 政令指定都市(北海道) 58
7 福岡市 政令指定都市(福岡) 57
8 川崎市 政令指定都市(神奈川) 57
9 京都市 政令指定都市(京都) 56
10 さいたま市 政令指定都市(埼玉) 56
11 千葉市 政令指定都市(千葉) 55
12 広島市 政令指定都市(広島) 55
13 仙台市 政令指定都市(宮城) 54
14 北九州市 政令指定都市(福岡) 54
15 堺市 政令指定都市(大阪) 53
16 相模原市 政令指定都市(神奈川) 53
17 新潟市 政令指定都市(新潟) 52
18 静岡市 政令指定都市(静岡) 52
19 熊本市 政令指定都市(熊本) 52
20 浜松市 政令指定都市(静岡) 51
21 岡山市 政令指定都市(岡山) 51
22 船橋市 中核市(千葉) 51
23 柏市 中核市(千葉) 50
24 宇都宮市 中核市(栃木) 50
25 鹿児島市 中核市(鹿児島) 50
26 金沢市 中核市(石川) 49
27 松山市 中核市(愛媛) 49
28 長野市 中核市(長野) 49
29 岐阜市 中核市(岐阜) 48
30 豊田市 中核市(愛知) 48
31 八王子市 中核市(東京) 48
32 川越市 中核市(埼玉) 48
33 高松市 中核市(香川) 47
34 富山市 中核市(富山) 47
35 前橋市 中核市(群馬) 47
36 高崎市 中核市(群馬) 47
37 越谷市 中核市(埼玉) 46
38 川口市 中核市(埼玉) 46
39 横須賀市 中核市(神奈川) 46
40 藤沢市 施行時特例市(神奈川) 46
41 豊橋市 中核市(愛知) 45
42 岡崎市 中核市(愛知) 45
43 尼崎市 中核市(兵庫) 45
44 西宮市 中核市(兵庫) 45
45 吹田市 中核市(大阪) 44
46 豊中市 中核市(大阪) 44
47 高槻市 中核市(大阪) 44
48 枚方市 中核市(大阪) 44
49 八尾市 中核市(大阪) 43
50 奈良市 中核市(奈良) 43
51 和歌山市 中核市(和歌山) 43
52 大津市 中核市(滋賀) 43
53 四日市市 施行時特例市(三重) 42
54 倉敷市 中核市(岡山) 42
55 福山市 中核市(広島) 42
56 長崎市 中核市(長崎) 42
57 大分市 中核市(大分) 41
58 宮崎市 中核市(宮崎) 41
59 那覇市 中核市(沖縄) 41
60 秋田市 中核市(秋田) 41
61 青森市 中核市(青森) 40
62 盛岡市 中核市(岩手) 40
63 山形市 中核市(山形) 40
64 福島市 中核市(福島) 40
65 郡山市 中核市(福島) 39
66 いわき市 中核市(福島) 39
67 旭川市 中核市(北海道) 39
68 函館市 中核市(北海道) 39
69 八戸市 中核市(青森) 38
70 水戸市 中核市(茨城) 38
71 つくば市 施行時特例市(茨城) 38
72 一宮市 中核市(愛知) 38
73 福井市 中核市(福井) 38
74 甲府市 中核市(山梨) 37
75 松本市 中核市(長野) 37
76 寝屋川市 中核市(大阪) 37
77 東大阪市 中核市(大阪) 37
78 明石市 中核市(兵庫) 37
79 鳥取市 中核市(鳥取) 37
80 松江市 中核市(島根) 36
81 呉市 中核市(広島) 36
82 下関市 中核市(山口) 36
83 高知市 中核市(高知) 36
84 久留米市 中核市(福岡) 36
85 佐世保市 中核市(長崎) 35
86 町田市 一般市(東京) 35
87 松戸市 施行時特例市(千葉) 35
88 市川市 一般市(千葉) 35
89 沼津市 施行時特例市(静岡) 35
90 富士市 施行時特例市(静岡) 35
91 宇治市 一般市(京都) 34
92 徳島市 一般市(徳島) 34
93 佐賀市 施行時特例市(佐賀) 34
94 山口市 一般市(山口) 34
95 津市 一般市(三重) 34
96 松阪市 一般市(三重) 33
97 弘前市 一般市(青森) 33
98 釧路市 一般市(北海道) 33
99 帯広市 一般市(北海道) 33
100 苫小牧市 一般市(北海道) 33



消防士試験を突破するための3つの柱


難関都市(偏差値60以上)であれ、地域密着型の中核市であれ、合格を勝ち取るためには「教養試験」「体力試験」「面接試験」の3つの対策をバランスよく行う必要があります。どれか一つでも欠けると、最終合格には届きません。


1. 教養試験(一次試験)の戦略的対策


多くの受験生が最初につまずくのが一次の筆記試験です。行政職と異なり専門科目(憲法や経済学など)がない分、教養試験の出来が合否を直結させます。


数的処理・判断推理の徹底: 全体の出題数の約3〜4割を占める最重要科目です。「計算のスピード」と「解法のパターン暗記」が鍵となります。毎日必ず5問は解き、感覚を鈍らせないことが大切です。


文章理解(現代文・英文): 確実な得点源にすべき科目です。とくに英文は単語レベルがそれほど高くなくても、文脈から推測する力が求められます。


自然科学(物理・化学・生物など): 理系出身者が有利とされますが、消防士試験では高校の基礎レベルが中心です。捨て科目にせず、頻出分野(ニュートン力学、化学反応式、人体の構造など)に絞って対策しましょう。


2. 体力試験の攻略法(合否を分ける超重要項目)


消防士の採用試験では、自治体によって体力試験の基準が大きく異なります。とくに東京消防庁や大阪市などの大規模本部では、基準を満たさないとその場で不合格(一発退場)となる種目もあります。


試験内容の事前リサーチ


志望自治体の過去の実施種目を特定する。自治体によって「シャトルラン」「1500m走」「懸垂」「腕立て伏せ」「腹筋」「握力」「長座体前屈」など、実施される種目が異なります。まずは志望先が何をテストするのかを募集要項や過去の受験生の情報から完全に把握します。


現在の基礎体力の測定


本番の試験と同じフォーム、同じ制限時間で自分が現在どれくらいできるのかを測定します。とくに懸垂は「反動を使わない(ストリクトフォーム)」ことを求められるため、自己流のフォームでは回数にカウントされない危険があります。


筋持久力と心肺機能の強化


消防士の体力試験は「一瞬の力」よりも「長く動き続ける力(筋持久力)」が評価されます。毎日長距離を走り込むとともに、自重トレーニング(腕立て・腹筋・スクワット)を限界まで追い込むセットを週3〜4回行います。


試験直前のコンディショニング


試験の1週間前からは激しいトレーニングを控え、筋肉の疲労を完全に抜きます。当日最高のパフォーマンスを発揮できるよう、ストレッチと軽い有酸素運動に留めます。


3. 面接試験・適性検査(最終合格への関門)


筆記と体力をクリアしても、最終面接で落とされる受験生は後を絶ちません。消防士は「チームで動く仕事」であり、さらに「極限状態での冷静な判断」が求められるため、面接官は以下のようなポイントを鋭くチェックします。


  • 協調性とストレス耐性: 集団生活(24時間勤務)に馴染めるか、上官の命令を絶対として動けるか。面接でわざと厳しい質問(圧迫面接)をして、感情的にならないかを見る自治体もあります。
  • 志望動機の具体性: 「なぜ警察官や自衛官ではなく、消防士なのか」「なぜ地元の自治体ではなく、この都市を選んだのか」に対する明確な答えが必要です。
  • 集団討論(グループディスカッション): 一部の政令指定都市では集団討論が課されます。ここでは「リーダーシップ」よりも、「他人の意見を尊重しつつ、チームとして現実的な結論に導く調整力」が高く評価されます。


まとめ:自分に合った自治体選びが合格への近道


消防士の採用試験は、偏差値が高いからといって「良い消防本部」というわけではありません。東京消防庁のように最新鋭の機材と圧倒的な出動件数を誇る組織でハイレベルな経験を積みたいのか、あるいは地方の中核市で地域住民と深く関わりながら防災の中核を担いたいのか、あなたの「消防士としてどう生きたいか」というキャリアビジョンが最も重要です。

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