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「地元の治安を守りたい」「幼い頃からの憧れだった警察官になりたい」と志す受験生にとって、最初の大きな関門となるのが「都道府県警察官採用試験」です。
警察官の採用試験は、人事院が一括して行う国家公務員試験とは異なり、全国47都道府県の警察本部(警視庁および各道県警察)がそれぞれ独自に試験日程を組み、独自の基準で合否を判定する「地方公務員試験」に分類されます。
それゆえに、「どこを受験するか」によって倍率や合格難易度、求められる人物像が劇的に変化するという大きな特徴を持っています。都市部の巨大警察本部と、地方の穏やかな警察本部では、試験の競争率だけでなく、面接で重視されるポイントや体力試験の基準値まで異なるのが実態です。
本記事では、全国47都道府県のすべての警察官採用試験を網羅し、大卒区分(一般に「A区分」「男性A・女性A」などと呼ばれるもの)と高卒区分(一般に「B区分」「男性B・女性B」などと呼ばれるもの)のそれぞれについて、最新の採用データや過去の倍率推移、筆記・面接・体力の総合的な評価から弾き出した「就職偏差値・難易度ランキング」を徹底解説します。
各都道府県警察の組織的な特徴、出題傾向の分析、そして「警察官に本気でなりたい人が実践すべき合格へのロードマップ」までを網羅しました。これから警察官を目指すすべての受験生にとって、合格を勝ち取るためのバイブルとして活用できる内容となっています。

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ランキングを発表する前に、まず「なぜ都道府県によって警察官試験の難易度にこれほどの差が生まれるのか」という根本的な仕組みと、警察官試験特有の判定基準について正しく理解しておきましょう。ここを知っているか否かで、受験戦略の組み方が180度変わります。
警察官採用試験は、基本的に学歴によって受験区分が分かれています(※名称は自治体によって「Ⅰ類・Ⅲ類」や「A区分・B区分」などと異なりますが、本記事では分かりやすく大卒を「A区分」、高卒を「B区分」と統一して表記します)。
大卒区分(A区分):大学を卒業(または卒業見込み)した人を対象とする試験。筆記試験(教養試験)の難易度が比較的高く、論理的思考力や社会情勢に対する深い理解が問われます。合格後の警察学校の初任科教養期間は「6ヶ月」です。
高卒区分(B区分):高校・短大・専門学校を卒業(または卒業見込み)した人を対象とする試験。筆記試験は高校卒業程度の基礎的な問題が中心ですが、倍率が非常に高くなりやすい傾向があります。警察学校の教養期間は「10ヶ月」と長めに設定されています。
本記事における難易度(就職偏差値)は、単に「筆記試験の点数の高さ」だけで測っているわけではありません。警察官試験は以下の4つの要素が複雑に絡み合って総合判定されます。
ここで提示する偏差値やランキングは、各警察本部の公式な採用統計、過去の競争倍率、受験生からのフィードバック、筆記試験の足切りラインなどを基に客観的な分析を試みたものですが、受験生個人の得意分野(学力重視か体力重視か)や、その年の採用予定数の増減、各都道府県の人口動態によって主観的な難易度は多様に変動します。
「偏差値が低いから誰でも受かる」「偏差値が高いから絶対無理」ということでは決してありません。警察官としての使命感や、その土地を守りたいという熱意が最も重要であるという前提を踏まえ、あくまで「併願先を選ぶための客観的なデータ」としてご活用ください。
それでは、大卒区分(A区分)の難易度ランキングを発表します。大卒区分は、教養試験の難易度がそこそこ高く、公務員予備校などでしっかりと対策を積んできた受験生同士の争いになるため、知的なレベルの戦いになりやすいのが特徴です。
このクラスは、全国から極めて優秀な受験生が集まるか、あるいは採用枠が極端に少ないために倍率が跳ね上がっている超難関警察本部です。筆記試験の高得点はもちろん、完璧な面接対策が求められます。
難易度偏差値:66
組織の特徴:約4万人以上の警察官を擁する、日本はおろか世界最大規模の警察組織です。日本の首都・東京を守るという使命感から、全国の大学から優秀な人材が押し寄せます。
難易度の理由:採用人数自体は全国で最も多い(一度に数百人〜千人規模)のですが、それ以上に受験者数が桁違いに多いため、競争は非常にシビアです。特に一次試験の教養試験で一定以上の点数を取らないと足切りに遭うほか、国語試験(漢字テスト)が伝統的に課されるため独自の対策が必要です。二次試験の面接では、首都東京の過酷な治安維持に耐えられる「圧倒的な精神力」と「理路整然とした受け答え」が厳しく見られます。全国から猛者が集まるため、実質的な最難関の一角です。
難易度偏差値:65
組織の特徴:古都・京都の歴史的建造物を守り、多くの外国人観光客や学生に対応する特殊な環境を持つ警察本部です。
難易度の理由:京都府内には京都大学をはじめとする高学歴な大学が多数存在し、地元志向の優秀な学生がこぞって受験します。そのため、受験生の平均的な学力レベルが非常に高いことで知られています。さらに、伝統や礼儀を重んじる文化があるため、面接試験における「所作」「言葉遣い」「倫理観」に対するチェックが全国で最も厳しいと言われており、隙のない対策が必要です。
大都市圏を抱える警察本部や、地方であっても公務員人気が非常に高く、採用枠が絞られている県が該当します。地方私大〜国公立大レベルの受験生がひしめき合います。
難易度偏差値:63
組織の特徴:西日本最大の警察組織であり、歓楽街の治安対策や街頭犯罪の抑止に力を入れています。
難易度の理由:採用人数は警視庁に次いで多いものの、関西圏の全受験生の第一志望になりやすいため激戦です。大阪府警の面接は「とにかく熱意とバイタリティがあるか」「修羅場に直面しても物怖じしないか」という、実践的なメンタルの強さが徹底的に試されます。筆記試験のボーダーは警視庁ほど高くありませんが、人物試験の突破ハードルが非常に高いのが特徴です。
難易度偏差値:61〜62
特徴と難易度:いわゆる「大都市圏警察本部」です。それぞれの地域に大規模な歓楽街や港湾、臨海工業地帯を抱えており、業務が多岐にわたるため、求める人材の基準も高くなります。神奈川県警や愛知県警は採用数が多いため一見入りやすそうに見えますが、関東・東海の受験生が滑り止めや本命として大量に流入するため、油断すると一次の筆記や論文で容赦なく落とされます。
難易度偏差値:60
特徴と難易度:中国地方、九州地方のそれぞれの中核を担う警察本部です。地方の中では都市型犯罪が多く、組織の規模も大きいため、地元の国公立大学や有力私立大学の学生が集結します。特に福岡県警は暴力団対策や街頭犯罪対策など、タフな業務のイメージが強いことから、熱意と体力を兼ね備えたハイレベルな受験生が競合します。
全国の多くの地方県警がこのクラスに位置します。倍率は3倍〜5倍程度で推移することが多く、筆記試験と人物試験のバランスが取れた対策を行っていれば、努力がしっかりと結果に結びつく難易度です。
難易度偏差値:56〜58
特徴と難易度:比較的大規模から中規模の警察本部です。千葉県警や埼玉県警は警視庁との併願者が非常に多く、受験生の分母が大きくなります。北海道警は広大な管轄を持つため採用数は多めですが、道内での公務員人気が高いため一定の難易度を保っています。筆記試験で平均点以上を確保し、面接で「なぜこの県なのか」を明確に語れれば合格圏内に入ります。
難易度偏差値:55
特徴と難易度:地域密着型の堅実な行政・治安維持を行う県警です。地元のUターン受験生が多く、地元への愛着や志望動機の具体性が厳しく問われます。突飛な優秀さよりも、組織の和を乱さない「協調性」や「誠実さ」が高く評価される傾向にあります。
窓口広め 【偏差値50〜54】比較的平易・門戸が広いクラス(C)
採用人数に対して志願者数が少なめであるか、あるいは地理的な要因などで近隣の巨大警察本部に受験生が流出してしまっている県警です。ただし、決して試験自体が簡単というわけではなく、公務員としての最低限の学力と適性は当然求められます。
難易度偏差値:51〜53
特徴と難易度:東北地方の各県警です。少子高齢化や若者の流出の影響もあり、受験者の絶対数が減少傾向にあるため、都市部に比べると倍率は落ち着いています。しかし、それゆえに「本当にこの県に残って、長く警察官として尽力してくれるのか」という定着への熱意が、面接で非常に強くチェックされます。
難易度偏差値:50〜52
特徴と難易度:中国・四国地方の人口が比較的少ない県です。採用予定数が数名〜十数名と非常に少ないため、年によって倍率が乱高下しやすい(隔年現象)というリスクがありますが、全体的な難易度としては比較的穏やかです。地域住民との距離が近いため、物腰が柔らかく、誰からも信頼される誠実な人柄が好まれます。
見やすさを重視し、大卒区分における47都道府県警察の難易度偏差値を一覧表にまとめました。併願計画を立てる際の参考にしてください。
| 偏差値 | 該当する都道府県警察本部 | 難易度の傾向 |
|---|---|---|
| 66 | 警視庁(東京) | 超難関。日本最高の倍率と圧倒的な受験者層 |
| 65 | 京都府警 | 最難関クラス。高学歴層の競合と極めて厳しい面接判定 |
| 64 | 大阪府警 | 難関。激戦区であり、強靭なメンタルと人間力が要求される |
| 63 | 神奈川県警、愛知県警 | 難関。巨大都市圏を抱え、受験生のレベルも高い |
| 62 | 兵庫県警、埼玉県警、千葉県警 | 上位。警視庁や近隣本部との併願者が多く油断大敵 |
| 61 | 福岡県警、広島県警、宮城県警 | 上位。各地方の中核都市であり、地元優秀層が集結 |
| 60 | 静岡県警、茨城県警、栃木県警、群馬県警 | 上位。首都圏・東海圏のベッドタウンとして安定した人気 |
| 59 | 北海道警、新潟県警、長野県警、岐阜県警 | 中堅上位。広大な地域や独自の地理的特性への理解が必要 |
| 58 | 三重県警、滋賀県警、奈良県警、和歌山県警 | 中堅。関西圏の併願皿となりやすく、倍率は安定 |
| 57 | 岡山県警、石川県警、福井県警、富山県警 | 中堅。北陸・中国地方の堅実な県警。誠実さが重視される |
| 56 | 熊本県警、鹿児島県警、長崎県警、山口県警 | 中堅。九州・山陰の上位県警。熱い使命感が好まれる |
| 55 | 福島県警、山梨県警、香川県警、愛媛県警 | 中堅標準。しっかりとした対策を行っていれば高確率で合格可能 |
| 54 | 岩手県警、山形県警、宮崎県警、佐賀県警 | やや平易。地元志向の受験生が中心。定着への熱意重視 |
| 53 | 青森県警、秋田県警、大分県警、沖縄県警 | やや平易。受験者数が落ち着いているが、地域密着度が強 |
| 52 | 徳島県警、高知県警、島根県警 | 平易。採用数が少ないため、年度ごとの倍率変動に注意 |
| 50 | 鳥取県警 | 最も門戸が広いが、少人数採用のため油断は禁物 |
続いて、高卒区分(B区分)の難易度ランキングです。高卒区分は、高校生や専門学校生がメインターゲットとなりますが、実は大卒区分よりも倍率が遥かに高くなりやすいという特徴があります。
なぜなら、大卒に比べて採用枠そのものが少なく設定されている県が多い一方で、地元で公務員になりたい高校生や、民間企業からの転職を目指す若い層が大量に応募するためです。筆記試験の点数差がつきにくいため、1点のミスが命取りになり、かつ面接での「若者らしい素直さと元気さ」の勝負になります。
高卒区分におけるこのクラスは、凄まじい倍率(時には10倍〜20倍以上)を記録することもある超難関です。
難易度偏差値:65〜66
難易度の理由:大卒と同様、あるいはそれ以上に過酷な戦いになります。東京・大阪という巨大都市で警察官になりたい専門学校生や高校生が殺到します。筆記試験は基礎的とはいえ、周囲も高得点を叩き出してくるため、9割近い正答率を目指さないと安心できません。さらに、面接では「10代・20代前半の若さでありながら、大人の犯罪者や揉め事に毅然と対応できるだけの芯の強さがあるか」が徹底的に見られます。
難易度偏差値:64
難易度の理由:地方都市圏の中で、特に高卒の採用枠が絞られがちな本部です。地元の専門学校(公務員コース)の学生が総力を挙げて受験してくるため、試験対策の完成度が非常に高い受験生同士の潰し合いになります。体力試験の基準も高めで、文字通り「心技体」が揃っていなければ合格は困難です。
高卒区分の採用に積極的であるものの、それ以上に志願者が多く、高い壁となっている県警です。
難易度偏差値:62〜63
特徴と難易度:大卒同様に人気の高い本部です。神奈川県警や愛知県警は、高卒区分でも年間を通じて複数回の試験を行うことがありますが、いずれの回も高水準の倍率になります。面接官に対して、高校での部活動の実績や、これまでの人生で培った規律正しさをいかにハキハキとアピールできるかが勝負の分かれ目です。
難易度偏差値:60〜61
特徴と難易度:各地方の拠点となる県警です。高卒で民間企業に就職するよりも、安定した警察官を目指したいという優秀な高校生が学校推薦並みの熱量で受験してきます。筆記試験の段階でかなりの人数がふるい落とされるため、過去問演習を徹底的に行う必要があります。
一般的な地方の県警であり、高卒区分の中では比較的実力通りに合格しやすいゾーンです。とはいえ、倍率は5倍前後になることが多いため、大卒区分よりも慎重な対策が求められます。
難易度偏差値:57〜59
特徴と難易度:大都市近郊の県警です。これらの県警は採用規模がそこそこ大きいため、しっかりとした筆記対策と、元気で礼儀正しい面接の受け答えができれば合格可能性は非常に高いです。特に埼玉県警や千葉県警は、警視庁のB区分と併願する受験生が多く、辞退者を見込んだ合格者を出すため、チャンスは広がっています。
難易度偏差値:55〜56
特徴と難易度:地元密着の県警です。特に九州地方(熊本・鹿児島など)は伝統的に警察官志望者の熱量が高く、体力試験のレベルが非常に高いことで有名です。高校時代に体育会系の部活でキャプテンをしていたような、リーダーシップと根性のある人材が好まれる傾向にあります。
受験者の母数が少ないか、採用枠に対して競争が比較的穏やかな地域です。高校生が学校の勉強の延長線上で合格を目指すのに適した難易度と言えます。
難易度偏差値:52〜54
特徴と難易度:東北各県の高卒試験です。近年は志願者数が減少傾向にあるため、都市部のような超高倍率になることは稀です。ただし、面接では「なぜ東京の警視庁ではなく、地元の県警なのか」という点を厳しく突かれます。「生まれ育ったこの街の人の役に立ちたい」という純粋な想いを素直に表現することが最良の対策です。
難易度偏差値:50〜51
特徴と難易度:採用人数が若干名であるため、油断すると一気に不合格になる怖さはありますが、受験者全体のレベルが比較的マイルドなため、基礎的な勉強を怠らなければ十分に突破できます。言葉遣いの美しさや、目上の人に対する適切な態度など、基本的な社会人マナーが備わっているかどうかが合格の決め手になります。
高卒区分における47都道府県警察の難易度偏差値を一覧表にまとめました。大卒区分との微妙な難易度の違いに注目してください。
| 偏差値 | 該当する都道府県警察本部 | 難易度の傾向 |
|---|---|---|
| 66 | 警視庁(東京)、大阪府警 | 超激戦。高卒最高峰の戦い。筆記・面接ともに隙なし |
| 65 | 福岡県警、兵庫県警 | 超難関。採用枠が狭く、地元の専門学校勢が乱立 |
| 64 | 京都府警、神奈川県警、愛知県警 | 難関。都市部特有の高倍率。高い適性が求められる |
| 63 | 広島県警、宮城県警 | 難関。地方都市のトップ層が集まり、激しい競争に |
| 62 | 埼玉県警、千葉県警、静岡県警 | 上位。警視庁併願組が多数流入。筆記の足切りに注意 |
| 61 | 北海道警、茨城県警、栃木県警、群馬県警 | 上位。採用数は比較的安定しているが、倍率は高水準 |
| 60 | 新潟県警、長野県警、岐阜県警、三重県警 | 上位。地域内での警察官人気の高さが難易度を押し上げる |
| 59 | 滋賀県警、奈良県警、和歌山県警、岡山県警 | 中堅上位。関西・中国地方の併願先。確実な実務能力重視 |
| 58 | 熊本県警、鹿児島県警、長崎県警、山口県警 | 中堅上位。体育会系の優秀な若者が多く、体力の基準高め |
| 57 | 石川県警、福井県警、富山県警、香川県警 | 中堅。北陸・四国の中心県警。真面目さと誠実さがカギ |
| 56 | 愛媛県警、高知県警、徳島県警、山梨県警 | 中堅標準。採用枠の少なさを熱意でカバーする必要あり |
| 55 | 福島県警、岩手県警、山形県警、宮崎県警 | 中堅標準。基礎学力があれば面接での逆転が十分に可能 |
| 54 | 青森県警、秋田県警、佐賀県警、大分県警 | やや平易。若手不足の傾向があり、ポテンシャルを評価 |
| 52 | 島根県警、沖縄県警 | やや平易。地域に骨を埋める覚悟があるかを問われる |
| 51 | 鳥取県警 | 最も門戸が広いが、数名採用のため丁寧な対策が必要 |
全国一律の警察組織でありながら、なぜ都道府県によってこれほどまでに難易度(就職偏差値)に差が生まれるのでしょうか。その裏側には、日本の人口動態や各警察本部の財政事情、さらには地理的な要因が複雑に絡み合っています。ここではその「5つの理由」を深掘りします。
公務員試験全体の傾向として、「地元の優秀な学生は地元に残りたい」という強いマインドがあります。
例えば、京都府警の難易度が高いのは、京都府内に京都大学、同志社大学、立命館大学といった全国屈指の有力大学が集積しており、そこを卒業する優秀な学生たちが「京都の街が好きだから」という理由でこぞって受験するためです。人口に対して大学や高学歴層が多い都道府県は、必然的に警察官試験の難易度も高騰します。
地方の県警(例えば関東近郊の山梨県警や、東北の各県警など)は、隣接する巨大な警察本部(警視庁や神奈川県警など)に受験生を吸い取られてしまう「ストロー現象」に悩まされています。
警視庁は給与水準が全国最高峰であり、花形の部署(捜査一課や公安部など)の規模も大きいため、地方の受験生にとっても非常に魅力的に映ります。その結果、地方の県警は地元の志願者を都市部に奪われる形になり、倍率が低下して難易度が下がる傾向にあります。
地方の小さな県警では、年によって採用人数が「今年は30人」「来年は5人」というように激しく変動することがあります。これは退職者の数や県の財政事情に左右されるためです。
採用人数が数名に絞られた年は、どれだけ偏差値が低いとされている県警であっても、倍率が20倍近くまで跳ね上がり、一気に「超難関」へと変貌します。受験生はこの「採用予定数の増減」を毎年チェックしなければなりません。
警察官試験は通常、第一回試験(5月頃)と第二回試験(9月頃)の年2回行われることが多いですが、近隣の県同士で試験日をあえて「同日」に設定することがあります。これは受験生の重複を防ぎ、自県への第一志望度が高い受験生だけをスクリーニングするための戦略です。
試験日が重なることで受験生が分散し、結果として特定の県の倍率が下がり、難易度がマイルドになることがあります。
これが最も目に見えない難易度の差です。
都市部(警視庁・大阪府警など):日々膨大な事件事故が発生するため、とにかく「メンタルが壊れないタフさ」「理不尽に耐える力」「圧倒的なバイタリティ」を面接で見極めます。
地方(山陰・四国など):地域住民とのコミュニティが密接であるため、尖った有能さよりも「誰からも愛される誠実さ」「丁寧な言葉遣い」「和を重んじる協調性」を重視します。
自身のキャラクターがその警察本部の「風土」に合致していない場合、どれだけ筆記試験で満点を取っても面接で一発不合格になるため、これが実質的な難易度の差となって現れます。
警察官採用試験を突破するためには、敵の正体を正確に知る必要があります。試験は一次試験(筆記・身体・一部体力)と二次試験(面接・論文・体力・適性検査)に分かれていますが、それぞれの科目がどのようなウェイトで評価されているのか、そのウラ側を解説します。
教養試験はマークシート方式で行われ、主に「知能分野(数的処理、文章理解)」と「知識分野(人文科学、自然科学、社会科学)」に分かれます。
大卒区分(A区分):全50問中、「6割(30問)」を通れば、多くの警察本部で一次試験を突破できます。警視庁などの難関本部では6割強が必要になることもありますが、地方県警では5割台で通過できるケースも多々あります。
高卒区分(B区分):問題自体は簡単ですが、周囲のレベルも高いためボーダーは「7割〜8割」と高めに設定されがちです。
💡 合格のウラ技:警察官試験の教養試験において、最も配点が高く差がつくのは**「数的処理(判断推理・数的推理・資料解釈)」**です。知識分野の歴史や科学を丸暗記するよりも、数的処理のパターンを叩き込む方が、遥かに効率的にボーダーを越えることができます。
一次または二次試験で課される論文(作文)試験ですが、採点官(警察幹部)はあなたの高尚な文学的センスや美しいレトリックを見てはいません。見られているのは以下の3点だけです。
出題されたテーマに対して、的確に回答しているか(的外れなことを書いていないか)
組織人(警察官)として、偏った危険な思想やモラルに反する内容を書いていないか
読みやすい構成(序論・本論・結論)で、誤字脱字なく書かれているか
テーマは毎年、「高齢者の交通事故抑止対策について」「警察官として信頼されるために必要なこと」「これまでの人生で困難を乗り越えた経験」など、オーソドックスなものが中心です。事前にいくつかのテンプレートを用意しておけば、大崩れすることはありません。
かつての警察官試験といえば、「腕立て伏せが50回以上できなければ不合格」といったスパルタな基準がありましたが、近年の深刻な採用難に伴い、体力試験の基準は大幅に緩和されています。
現在の体力試験は、「日常生活に支障がないレベルの基礎体力があるか」を確認する足切りとしての側面が強くなっています。シャトルラン、立ち幅跳び、握力、上体起こしなどが一般的ですが、一般的な運動部経験者や、事前に1〜2ヶ月ほどジョギングや筋トレをこなしてきた人であれば、まず落とされることはありません。ただし、一部の武道が盛んな県警(九州地方など)では、体力試験の成績が二次試験の総合得点に大きく加算されるシステムをとっているため、鍛えておくほどう有利になるのは間違いありません。
身も蓋もない事実を申し上げれば、現代の都道府県警察官採用試験は「面接がすべて」です。筆記試験の点数はあくまで「面接の場に呼ぶためのスクリーニング」に過ぎず、最終合否は面接の評価でほぼ100%決まります。配点比率も「筆記:面接=3:7」や「2:8」に設定している自治体がほとんどです。
面接官が見ているのは、「この若者を、明日から警察学校という過酷な全寮制の環境に放り込んで、逃げ出さずに耐えられるか」「市民の前に立たせたときに、警察の威信を傷つけるような不祥事を起こさないか」という一点に尽きます。
面接が合否の決定打となる以上、ここに全エネルギーを注ぐ必要があります。多くの不合格者が陥る罠を回避し、面接官(強面の警察幹部たち)から「ぜひうちの県警に来てくれ!」と言わせるための3つの強力なアプローチを伝授します。
多くの受験生が面接で「悪を許さない正義感から警察官を志しました!」と熱弁します。しかし、面接官のウケは今ひとつです。なぜなら、警察組織において「暴走する正義感」は最も危険視されるからです。警察官は法律と上司の命令に基づいて厳格に動く「組織の歯車」でなければなりません。
NGなアピール:「自分の正義感で悪者を捕まえたいです!」
OKなアピール:「高校時代の部活動で、厳しいルールや監督の指示を徹底して守り、チームの勝利に貢献しました。警察という厳格な規律が求められる組織においても、命令を正確に遂行し、地道に職務を全うできます。」
求められているのはヒーローではなく、「規律を遵守し、泥臭い指示にも文句を言わずに従う誠実な人間」です。
警察官試験に合格すると、大卒は6ヶ月、高卒は10ヶ月の間、スマホの利用制限や外出制限のある厳しい「警察学校」での全寮制生活が待っています。毎年、この警察学校の厳しさに耐えかねて、入校後数日〜数週間で退職してしまう若者が後を絶ちません。警察本部にとって、これは大きな損失です。
そのため、面接では「警察学校の生活についていけるか?」というニュアンスの質問が必ず形を変えて飛んできます。
回答のポイント:「警察学校が厳しい環境であることは覚悟しています。私は大学時代に4年間体育会系の寮生活(または、過酷なアルバイト、厳しい部活動など)を経験しており、上下関係や規律のある共同生活には慣れています。同期と支え合いながら、必ず乗り越えてみせます。」
このように、「厳しいのは知っているし、自分にはそれを乗り越える具体的なバックグラウンドがある」という証拠を提示してください。
地方県警を受験する際、100%確実に質問されるのが「東京の警視庁や、隣の大きな県警じゃダメなの?」という質問です。ここで曖昧な回答をすると、「どうせうちの県警は滑り止めで、受かっても辞めるんだろう」と判断されて不合格になります。
その都道府県特有の「課題(治安上の弱点)」と、自分の「体験」をリンクさせます。
例:「私の祖母が住むこの県では、近年、高齢者を狙ったSNS型投資詐欺の被害が急増していると知りました。私は大学で情報社会学を専攻しており、この知識を活かして、地元の高齢者の方々を犯罪から守る啓発活動に携わりたいと考えています。警視庁ではなく、大切な家族や恩人が暮らすこの〇〇県の治安に、私の人生を捧げたいという強い思いがあります。」
徹底的にその県にこだわる理由を、地元のニュースや自身の原体験から紡ぎ出してください。
日本の各地方(ブロック)ごとに、警察官採用試験の勢力図や受験のトレンド、特有の傾向を詳しく解説します。自分の住む地域や、併願先を検討している地域のリアルな実態を把握しましょう。
該当県警:北海道、青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島
全体の傾向:北海道警と宮城県警がこのブロックの二大巨頭であり、難易度を牽引しています。特に宮城県警は東北地方の優秀な学生が集まるため、大卒・高卒ともに高水準の倍率を維持しています。一方、北東北3県(青森・岩手・秋田)は人口減少の影響をダイレクトに受けており、志願者数の確保に苦戦しているため、筆記試験の難易度自体は全国で最も低いゾーンに入ります。
受験戦略:東北地方で確実に警察官になりたい場合、宮城県警を本命にしつつ、地元の県警や、採用数が多く試験日程がズレやすい北海道警を併願するのが王道のルートです。
該当県警:警視庁、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、山梨、新潟、長野
全体の傾向:全国で最も熾烈な激戦区です。世界の「警視庁」を筆頭に、政令指定都市を抱える神奈川、埼玉、千葉の各大規模警察本部が隣接しています。受験生の総数が圧倒的で、東京の予備校に通う公務員受験のプロたちが何万人と受験します。山梨や新潟、長野といった甲信越の県警は、これらの巨大本部に優秀な人材を引っ張られないよう、独自の採用アピール(WEB面接の導入や試験日の前倒しなど)を行っています。
受験戦略:関東ブロックは試験日程が「共同試験」として統一されることが多いため、基本的には1つの県警しか選べません(※警視庁と各県警の併願は可能なスケジュールが組まれることが多いです)。警視庁を第一志望にしつつ、第二志望として地元の県警を組み合わせるのが一般的です。
該当県警:富山、石川、福井、岐阜、静岡、愛知、三重
全体の傾向:経済基盤が強固な愛知県警が圧倒的な存在感を放ちます。自動車産業をはじめとする中京工業地帯を抱え、外国人住民も多いため、国際的な対応力やバイタリティを持つ人材が評価されます。静岡県警もそれに次ぐ規模を持ち、難易度は高めです。一方、北陸3県(富山・石川・福井)は非常に保守的で堅実な組織風土があり、倍率自体は落ち着いているものの、面接での「身元の確かさ」や「真面目さ」の判定が非常に緻密であることで知られています。
受験戦略:愛知県警や静岡県警は採用枠が大きいため、しっかり勉強してきた受験生にとっては努力が報われやすい環境です。北陸の受験生は、地元の県警を目指しつつ、滑り止めとして愛知県警や警視庁を東京・名古屋会場で受験するパターンが定着しています。
該当県警:滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山
全体の傾向:関東に次ぐ激戦区であり、ある意味で関東よりも「個人の人間力」が試されるブロックです。最難関の京都府警は学力と品格を求め、大阪府警は圧倒的なガッツとタフさを求めます。兵庫県警も港湾都市や歓楽街を抱えるため非常にタフな試験内容です。滋賀・奈良・和歌山は、大阪・京都への通勤圏内でもあるため、受験生が往来しやすく、倍率は常に高水準で安定しています。
受験戦略:近畿ブロックの面接官は「マニュアル通りの綺麗な回答」を最も嫌う傾向があります。予備校で習ったような無難な志望動機を話すと、鋭い突っ込み(ツッコミ)で撃沈させられます。自分の言葉で、泥臭く熱意を伝える関西特有の面接対策が必要です。
該当県警:鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知
全体の傾向:中核都市である広島県警と岡山県警が難易度の上位を占めます。その他の県(特に山陰の鳥取・島根、南四国の高知・徳島)は、全国で最も採用予定数が少ないエリアです。「大卒の採用枠が年間でわずか数名」ということも珍しくなく、難易度偏差値自体は低く見えても、実質的な「狭き門」度合いでいえば非常にスリリングな戦いになります。
受験戦略:採用数が少ない県警を一本釣りのように狙うのはリスクが高すぎます。広島県警や岡山県警、あるいは関西圏の大阪府警や兵庫県警、さらには全国どこからでも受験可能な警視庁を必ず併願に組み込み、リスクヘッジを行うのが鉄則です。
該当県警:福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄
全体の傾向:「日本で最も警察官のステータスが高い地域」と言えます。九州地方は伝統的に男気や正義感を尊ぶ文化があり、警察官という職業に対するリスペクトが非常に高いです。そのため、優秀な体育会系の学生や、名門高校・大学の卒業生がこぞって警察官を目指します。筆頭の福岡県警は全国的にも難関として有名です。また、熊本県警や鹿児島県警も非常に熱い組織風土を持ち、体力試験のレベルは全国トップクラスです。沖縄県警は独自の離島対策や観光地特有の課題があり、地元出身者の採用を極めて重視しています。
受験戦略:九州ブロックの試験を突破するには、生半可な体力では周囲に圧倒されます。筆記試験の対策と並行して、日頃から徹底的な走り込みや筋トレを行い、「動ける身体」を作っておくことが一次・二次ともに強力なアピールになります。
「公務員予備校に通うお金がない」「学校の勉強や仕事と両立しながら独学で合格したい」という方のために、独学で都道府県警察官試験を突破するための具体的なロードマップを提示します。
この時期は、教養試験の配点の要である「数的処理」と「文章理解(現代文・英文)」に全力を注いでください。
使用教材:市販の『つまづきやすい数的処理』や『過去問新卒者向け公務員試験対策本』など、解説が丁寧な参考書を1冊用意します。
勉強法:毎日必ず3〜5問の数的処理を解き、解法パターンを身体に染み込ませます。知識分野(日本史や世界史、理科系)はこの段階では一切やる必要はありません。知能分野で点数を稼ぐ基盤を作ります。
体力対策:週に3回、30分以上のジョギングと、腕立て伏せ・腹筋を各50回をルーティン化し、基礎体力のベースを引き上げます。
試験が近づいてきたら、得点しやすい知識分野の補強と、論文試験の対策を開始します。
知識分野の絞り込み:警察官試験の知識分野で最もコスパが良いのは「社会科学(政治・経済・社会)」です。時事問題とも直結するため、ここは完璧に暗記してください。人文科学(歴史・地理)や自然科学(物理・化学)は範囲が広すぎるため、過去問で頻出のテーマ(例:日本の明治維新、天気の仕組みなど)だけをつまみ食いする程度で構いません。
論文対策:週に1本、過去に出題されたテーマで実際に原稿用紙(800文字〜1000文字)に文章を書く練習をします。「私はこう考える。なぜなら〜。具体的には〜。したがって、警察官として〜」というテンプレート(型)を一つ作り、どんなテーマが来てもその型に当てはめて書けるように訓練します。
最後の1ヶ月は、本番形式の演習と、最も重要な面接対策に時間をすべて投資します。
最後に、ネット上の掲示板やSNSでまことしやかに囁かれている、警察官試験に関する噂や誤解について、採用の実態を踏まえて明確に回答します。
A. 半分本当で、半分は都市伝説です。
警察官は国家の治安維持と秘密保持を担うため、受験生本人および三親等以内の親族に対する背景調査(身辺調査)が行われるのは事実です。ただし、「親戚にスピード違反をした人がいる」「叔父が昔、軽い喧嘩で補導されたことがある」程度で落とされることはありません。
致命傷になるのは、親族や本人が「反社会的勢力(暴力団など)と密接な関係がある」「国家転覆を企てるような過激な政治宗教団体・テロ組織の幹部である」「重大犯罪(殺人や強盗など)で服役中である」といった、警察の職務遂行に直接的な脅威となるケースです。一般的な家庭であれば、身辺調査を恐れる必要は全くありません。
A. 近年は「緩和」または「撤廃」が進んでおり、チャンスは大幅に広がっています。
かつては「男性は身長160cm以上、体重48kg以上、視力は裸眼で0.6以上」といった厳格な身体要件がありましたが、空前の採用難と多様な人材確保の観点から、現在では多くの都道府県で身長・体重の数値基準が完全に撤廃、あるいは「職務執行に支障のないこと」という緩やかな表現に変更されています。
視力に関しても、「矯正視力(メガネやコンタクトレンズ着用)で1.0以上あればOK」とする本部がほとんどです。過去の情報を見て「自分は体が小さいから無理だ」と諦める前に、必ず最新の受験案内を確認してください。
A. 試験日程が被っていなければ、何箇所受けても不利益を被ることはありません。
むしろ、警察官志望者の多くは、第一志望の地元県警を受験しつつ、採用枠の大きい警視庁や大阪府警を併願するのが一般的です。複数の警察本部から内定(最終合格)をもらった場合、最終的に自分の意思で1つを選択し、残りを辞退することができます。警察側も辞退者が出ることを前提に合格者数を出しているため、「他県と併願しているから落とす」ということはありません。ただし、面接で「もし両方受かったらどうする?」と聞かれた際は、「今面接を受けている貴庁が第一志望です」と答えるのが鉄則です。
A. 100%落とされます。隠し通すことは不可能です。
ファッションタトゥーや見えない位置の刺青であっても、警察官試験の二次試験で行われる「身体検査(または体力試験時)」において、医師や職員の前で服を脱ぐ(あるいは短パン・Tシャツになる)ため、確実に発覚します。
警察官は「暴力団排除」を市民に訴える立場であり、また職務上、温泉地での警戒や遺体の取り扱い、市民との接触などがあるため、タトゥーがある人間を採用することは組織のコンプライアンス上、絶対にあり得ません。もし過去に入れてしまった場合は、試験日までに医療機関で完全に消去し、除去手術の証明書を出せる状態にしておく必要があります。
本記事では、全国47都道府県の警察官採用試験の難易度と就職偏差値を、大卒・高卒の区分ごとに徹底的に分析してきました。
最後にもう一度、合格のための重要エッセンスを振り返ります。
インターネット上の偏差値ランキングを見ると、「自分には無理かもしれない」「あの県警は倍率が高くて怖そうだ」と萎縮してしまうこともあるでしょう。しかし、警察官採用試験において最も美しい真実は、「どれだけ地頭が良くても、警察官としての覚悟や礼儀がなっていない受験生は容赦なく落とされ、どれだけ筆記がギリギリでも、本気でその街を守りたいという熱意と根性を持つ受験生が最後に大逆転で合格していく」という点にあります。
警察官の仕事は、決して楽なものではありません。24時間体制の交番勤務、理不尽なクレームへの対応、時には自らの危険を顧みず犯人に立ち向かう局面もあります。しかし、事件を解決したときに被害者から涙ながらに言われる「ありがとうございました」という言葉や、自分がパトロールすることで街の平穏が守られているという実感は、他のどの職業でも味わえない唯一無二の誇りとなります。
あなたがどの都道府県を志望するにしても、その根底にある「この街の人々を悪から守りたい」という純粋な初期衝動を忘れないでください。その熱意を正しい方法論でパッケージ化し、試験会場で堂々とぶつけることができれば、必ず道は開けます。
本記事の情報が、あなたの警察官への第一歩を後押しする羅針盤となることを心より願っています。厳しい訓練を乗り越え、いつの日か桜の代紋を胸に掲げた立派な警察官として、日本の治安を支える存在になってください。応援しています!

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